「オレ流ペダリング」

レースでも練習でもイイですが、一定のイーブンペースで流している状況を考えます。レースでは平坦か緩斜面で集団の中でできるだけ脚を残すことを意識している状況です。
この時最も優先すべき事柄はいかに疲れないかです。このときのペダリング機械的効率よりも人間の筋肉を最優先に考えてやるべきです。
わかっていていただきたいのは「自転車の力学的効率」=「人間の体の効率」ではないことです。これはまずペダリングのときさまざまな筋肉を動員しているのですが、その一つ一つの能力が違うことです。ここでいう能力は最大のパワー、持久力、回復力、力の向き、神経、など…。
ここで思い出しともらいたいのがペダリングの最初に書いた「理想はない」ということ。大きくはここにあります。これら筋肉の一つ一つが違うのが当たり前ならそれらに大きく個人差があるのも当然ですよね。
より効率のよいペダリングを目指し練習するのは当然なのですが、とりあえず今ある力を最大限発揮するためには自分の体に合ったペダリングをすべきです。