「パワーメーターの構造2」

今日の話は正直私の完全な憶測というかイメージというか先入観というか
です。
まずベクターについてなんですがホームページも英語で詳しい説明も読んでないんですが3Dイメージやサンプルの写真から見るに、ペダルシャフトの歪を計測してますよね。
ペダルへの入力のうち実際に推進力となっているのはクランクの軌跡の接線方向ですよね。
次にニュアンスがややこしいのですが、ペダルをクランクに固定するさい、シャフトがどの程度ねじ込まれ何回と何分の何回転で固定されるかはクランクによって違いますよね。
言いたいのはベクターがペダルに加えられた全ての力を計測するのか、自転車に伝わる成分のみを抽出して計測するのかと言うことです。
まぁ恐らく後者でしょう。方法はわかりませんが。

次にBB計測タイプはシャフトの長さ方向のたわみを計測するのか、ベアリング部の圧力を計測するのか、方式はわかりません。
しかしこの方法も入力をはっきり検出できるのかはなんとも言えなそうな気がします。

私が思うにはやはりSRMやパワータップなどの老舗ブランドの採用する、車輪の回転方向と同一平面上に作用する力を計測するものが、最も正確な方式のような気がします。チェーンリングに力が伝わる時点ですでに推進力になる力の成分だけに分別されています。ですからその他の推進力とならない成分を誤って拾ってしまったり、逆に推進力を拾えなかったりということがほぼないはずだからです。

方法論的なパワーメーターの仕組みや精度の話はこんなもんです。
ただ実際は機械やセンサーの精度の誤差のほうが影響がありそうです。方式が優れていてもセンサーがダメだったり、逆に無理のある方式でも優れたセンサーとそれを正確に表現できるプログラムがあって実は正確だった。なんてことはあるでしょう。

そんなパワーメーターですが使いこなせなくては意味ないですよね。では