「サドル高さ???」

サドル高さに関しては雑誌各誌でいろいろ書かれてます。ただやはりちゃんと定量的に書いてるものってないですよね。たとえば「膝を少し曲がるくらいに〜」少しってどんだけやねん。といつも思ってます。これを例えば「クランクを着座位置から最も遠いところでシューズをクランクに対し○○度にしたとき膝の角度が△△度になるように〜」定量的ではありますが、はかりにくいわ。と突っ込まれてしまいますね。
まず他人と厳密比較するためのサドル高さとは先ほどのように、着座位置を決めそこからペダルがが最も遠くなるクランク位置(真下ではない厳密な下死点)でペダル+ソールからサドルの着座位置までの距離なんです。ほんとは。でもクランクは大手にラインナップされてるだけで165mmから180mmまでありその差15mm、ソールとペダルの組み合わせでも15mmくらいの差になります。サドル高さはmm単位で議論されるのに30mmもパーツで変わるんですからほんとは考慮しなきゃいけません。そういえばサドルもモノによっては10mmくらい平気で沈みますからやわらかいサドルをお使いの方はちょっと押しながら計測するのがいいと思いますよ。
でも測りにくいでしょ。
そういうことなんですよ。
とはいえ私のデータではやはり多くの選手が脚長の88%近傍のサドル高さでした。でも有名選手の中には少数ながら90%近い人もいたり85%くらいの人もいたりするんですよ。88%計算式も目安としかいえませんね。
と、いうわけでチャリ研ではこんな決め方をお勧めします。
まずどう考えても高いぜっという高さまでサドルを上げてください。すると脚は伸びきりペダルは回せず挙句の果てに膝の裏側が痛くなります(高すぎの典型症状)。そこからmm単位で下げていきます。下げていきつつ、膝裏の痛みと回しやすさに注意を払い、痛くならずよく回る最大の高さにすると、いい高さが出てくると思いますよ。
先ほども書きましたがサドル高さはクランク長、ペダルシューズ→クリート位置に大きく影響されます。なので以前の研究所も読んでくださいね。