「クリートその1 前後」

さっそくですが……クリート決め放棄していいですか?
これは何の指針もないんですよね。わからん。
もちろん母子球が同のとかQファクターがどうのとか、誰でも知ってることは書こうと思えばかけるんですが。そんなことしても面白くない。でも雑誌とかにもそれをいじることで同影響が出るか、いまいち書いてないし。それよりもなぜ母子球の付近が効率的なのですか?それが知りたい。
う〜ん、とりあえずクリートによって調整できるところをまず上げてみると、前後、左右、角度この三つと種類が選べますよね。動く動かないでどんな影響が出るかは、研究所06年3月14日15日を読んでね。
1.まず前後についてなんですがペダリングから離れましょう。いきなりで失礼しましたが直接ペダリング以外にも影響があります。一つ「前後」に動かすわけですから、体全体の「後前」が変わってきます。後にサドル前後位置でも書きますがこの前後は重心位置に影響します。かかとを上げたり座る位置がBB直上でないことを考えれば若干ですが上下成分にも影響がありますね。つまりクリートを前にすれば重心を後ろにできサドルを若干高くできると思います。
2.アンクリングの影響度合いが違います。クリートが前に行けばペダル軸が足首軸から離れるのでアンクリングしたときの上下の差が大きくなります。脚が短いなどで意図的にアンクリングを狙ったペダリングなどするときはいいかもしれません。クリートを前に出せばふくらはぎの負担が増えます。これによって疲れてきたとき悪玉アンクリング(踏むときかかとが下がるやる)になりやすかったり、ふくらはぎがつりやすくなったりすることがあります。
一般に足首からふくらはぎの筋肉を推進力にするのはNGとされていますよね。そうだとすれば入力を最大にしようと思えばクリート位置は極端な話かかとにあったほうがいいんじゃないの?とか思ってしまいます。だって物持ち上げるとき階段登るときつま先立ちする奴はいないでしょう。
とすれば上記1と2の善玉アンクリングの要求と、かつふくらはぎの負担がバランスされた場所が母子付近で、前後の決定も「重心前後」「善玉アンクリング」「ふくらはぎ」に注目して決めていけばクリートの前後が出せるのではないでしょうか?
アンクリングについてはここね。http://kiama.blog32.fc2.com/blog-entry-248.html


母子球支点の爪先立ちはできるけど、指先立ちはバッレリーニイタリア代表監督でなくバレリーナしかできませんよね。