「私はほしいのだけど」

もう一つの原因はレーサーではない一般のサイクリストには需要が少ないということ。選手のようなパワーがない人でも少ない力を効率的に使うためにはある程度の剛性はいります。ゆっくり登るにも軽ければ楽に登れます。これらはどんな速度域でもそれなりに効果がありますし実感できます。しかし空気抵抗はそもそも速く走らせなくてはあまり効果がないということ。時速40キロで1%の短縮ができるということは100分で走ったところを99分で走れるようになるということですが、このバイクで20キロで走ったところで100分が99分30秒になるかどうか。なぜなら空気抵抗は速度の二乗に比例するからです。