「第二回『死んでからいじめ抜け!』」

O:チームメイトにBR1でもコンスタントに完走するOくだ選手と言う人がいるんですが
土:知ってますよ。ヒルクライム強いですよね〜
O:あっ、ご存知なんですか。でなんですがOくださんヒルクライムTTではとても速いんですがやはりトップチームの人たちはロードレースでは違うと言っていました。どうも周回コースなんかだとなんども上り下りがありますよね。
土:ヒルクライムと違ってロードレースは下りがありますから上りきって下っているときに乳酸が一気に来るんですよ。
O:ではその対策は?
土:インターバルやるしかないですね。
O:やっぱり。
土:鍋谷峠(大阪と和歌山の県境)って知ってます?
O:はい
土:僕らその鍋谷峠を5,6回くらい往復(O:もっとだったかも記憶が曖昧すいません)するんですよ。
O:あの坂そんなやるんですか。
土:最初の一回は20分くらいでゆっくり(めちゃ速いんですけど)、で二本目から本気でいったら16分(ひえぇ〜)くらいで登っちゃいます。
O:やっぱりインターバル練習は大事ですね。
土:インターバル練習をやっていくうちにだんだんと体の乳酸を分解する能力が高くなっていくんですよ。それに心拍数の限界値が上がっていくんです。今まで心拍170までしか維持できなかったのが180まで維持できるようになってくる。高い心拍数で走れる人はそうでない人には絶対負けないんです。
O:たしかにそうですね。
土:で、大事なのが『もうだめだ〜。今日もよく練習したな〜。』と思ってからもう一本やることですね。
O:苦しいときにさらにいじめぬかなきゃいけないんですね。
土:そうしないと力つかないですからね。
土:でもインターバルの力がつけばかなりレースを走れるようになると思いますよ。例えBR1のレースでも本当に全力で耐えなきゃいけないのは最初のアタックが何度もかかっているときと終盤の勝負どころじゃないですか。なのでそういうところを乗り切れる力がつけばいいレースができるようになると思いますよ。
O:なるほど。