「データいろいろ」


図はかなりきれいなペダリングできる人のペダルへの力の加わり方をグラフにしたものです。見てのとおり上死点死点にはほとんど力が入っていません。そしてやはり90度前後で力が最大になっています。もう一つのグラフはギヤ比の半回転の移り変わりです。
数値の大きくなるポイントはかなり近いですね。これが楕円ギヤの効率がイイとされているゆえんです。
つまり力が入る部分だけギヤが重くなるということがよくわかると思います。

         ケイデンス
ロジャース    92.2
ヴィノクロフ   80.6
ジュリック    76.6
次のデータは05世界選手権タイムトライアルのときの優勝したマイケルロジャース選手アレクサンドルヴィノクロフ選手ボビージュリック選手のそれそれのレース中平均ケイデンスです。(計測方法は映像を見ながら目視で数えました。)ジュリックは映像に映った回数が他に比べ少なかったので少し精度が下がります。ちなみにロジャースは真円ギヤ、他二人はOシンメトリックを使っています。なかなか興味深い数値が出ています。楕円ギヤを使った二人が重いギヤを踏むペダリングになったのか、重いギヤを踏む二人が楕円ギヤを選んだのかはちょっとわかりません。ただたぶん後者だとは思います。