「こけないためにも脚が必要」

第3ステージはこれは完全に人のせいです。前の人の落者に巻き込まれたのです。
ただ、いま考えると起こるべくして起こった。対策はできたかもしれないとも思います。状況を説明します。6周回のレースの5周目半分くらい。登り区間を終え集団が一時マッタリとしていたとき少し道が細くなるところでした。目の前の選手が前触れもなくはすって落車しました。道も細いので逃げ場もなくなすすべなく突っ込みました。明らかに集団の緊張感が切れたときでした。三日目のステージ、しかもコースもかなりハードで休みどころがほとんどないコース。一瞬の気のゆるみが数人の落車を引き起こしました。私のブレーキングのタイミングも多分若干遅かったと思います。
私もそしてきっと他の選手も疲れがピークに来ていました。だからこそ意識して集中すべきだったのです。

最大の原因はやはり自分に脚がなかったことです。落車を避ける最良の方法は常に集団の前方に位置することです。巻き込まれる心配も減りますし逃げ場も作れます。コース上の障害物にもすぐ気づくことができます。しかしそれができなかった。第2ステージ第3ステージとも登りがきつく下りもテクニカルでポジションアップするのが困難なコースでした。のぼりで前へ行ける脚があればどちらも回避できたかもしれません。


何はともあれ気合と根性で三日間完走しました。出走者半分がリタイヤするレースで2回も落車しながら完走したのは結構がんばったと思い増す。