「LSDは練習のための練習」

以前「俺は1月しっかり休んだから2月はちゃんとLSDから始めないと」とある友人に言ったのですが、「LSDってゆっくり走って意味あんの?どうせ走るならもがいたほうがいいじゃん」といった感じに返されました。
ちなみにこの友人は難しいこと考えずに年がら年中ガーっととにかく走りまくってるようなやつです。
ここでポイントは私が「しっかり休んだ」といったところにあります。この場合LSDが私にとって必要であり友人にとってはあまり必要ではなかったのです。
毛細血管がどうとか心肺機能がどうとかいう話はまた後日書くとして、ここでは簡単に説明します。普通に考えてほしいんですが100キロ普通に走るスタミナがないのに150キロのきつい練習ができるわけがないですよね。で、私はというと「しっかり休んだ」のですから高い強度では走れるわけがありません。ですからまずはSSD(ショートスローディスタンス、つまりただゆっくり走るだけ)から始め、徐々に距離を伸ばし十分効率的な練習をつめるようなスタミナをつけていくべきなのです。
逆に友人の場合は年がら年中もがいているので(本当は休みを作ったり強度を下げる期間も必要なんですが)十分高強度の練習を積める体になっていますから、特にLSDを意識する必要がなかったのです。

明日はLSDの距離について。実は先ほどSSDなる言葉を作りましたが人によっては十分LSDになったりします。運動性理学的にはどうなのか知りませんが私なりの距離の定義について書きたいと思います。