「可動範囲2」

可動範囲の選択にはペダリングスキルも考えるべきだと思います。というのはやはり脚に優しいという視点から考えると可動範囲は広いほうがイイのですがペダリングスキルの未熟な人が使うとアンクリングの原因になったり、よいペダリングの習得に時間がかかってしまう恐れがあります。私も以前自転車を始めたときは可動クリートを使っていたのですがどうしてもロスを感じながらのペダリングになっていました。つまり横方向に無駄な力がかかっていたのです。ペダリングすきるがあるていどあればたとえ可動範囲の広いペダルでも必要な方向にのみ力を加えることができるので問題はありません。
もし初心者が可動範囲の広いペダルで悪いペダリングをし続けるとそれが染み付いてしまい直りにくくなる恐れがあります。ちゃんとしたポジションが出ていれば固定クリートでもペダルが原因で怪我をすることはほとんどありません。周りに経験のある人がいるのであればまずは固定クリートペダリングを体に覚えさせるのは上達のためのひとつの手だと思います。
おまけとして…固定クリートのほうがペダルから外れやすいので初心者の立ちゴケ回避になるかもしれません。