「有酸素運動能力」

私たち人間の体の中で最も優れている筋肉ってどこについてると思いますか?
私は心臓だと思います。
だって生まれる前から死ぬまでに一度も休むことなく延々と動き続けているのですから。
そう、つまり優れた筋肉はエネルギーと酸素をあたえずければずっと動かし続けることができるのです。
筋肉には遅筋と速筋があるのは皆さんご存知だと思います。心臓の筋肉はほぼ100%遅筋です。ですから足についている遅筋もエネルギーと酸素さえ与え続ければずっと動かしつづけることができるはずです。
自転車ロードレースで大事なのは前者のほう(スプリンターでも結局200キロ走るわけですから)なのですが遅筋は速筋に比べ瞬間的に出せるパワーは小さくなります。つまり弱い運動強度のうちは大丈夫ですが強度が上がってくるにつれ遅筋が出力できない運動強度まで達してしまうと速筋のほうにシフトしていくのですが速筋はすぐに疲れてしまいます。
おのずと遅筋で出すことのできるパワーが大きいほうが強いのは当然です。

つづく・・・