エアロロードの定義

エアロロードについて書くにあたってまずはエアロロードの定義を示しておかなくてはなりません。
まず第一にエアロなのですから空気抵抗の低減を目的とした形状でなくてはなりません。次にタイムトライアルバイクではなく通常のロードバイクのジオメトリーであることをエアロロードの定義としておきます。

さて「空気抵抗の低減を目的とした形状」の考え方は少々複雑です。一般的に「翼断面」とよばれる形状を多用したものを想像します。よってこのような形状を持ったバイクをエアロロードとして宣伝するのです。しかしそれらの全てが効果的に機能しているかというと疑問に思います。

一つ例を挙げます。翼断面を使いルールギリギリまで薄く作られたダウンチューブはエアロの象徴的な形です。しかしそのすぐ後方にはゴンブトのボトルが装置されているので進行方向の風に対しては、たいした効果はないと思っています。(別の効果もあるのであとで書きます)
では効果のある形状とそれほどでもない形状の話しをする前に、バイクに関連する空気抵抗を分類しておきます。まず前へ進むことに対する空気抵抗。次にホイールが回転することに対する空気抵抗の二つです。さらに前進による抵抗はバイクのもつ影響で脚の位置を境に前と後ろでわけて考えます。

時間なので今日はここまでですが、超軽量に比べいかに複雑で作りにくいかわかるでしょ