「脚で勝てなきゃ機材に頼れ」

現在世間では水泳の水着が話題です。

イアン・ソープが全盛だったシドニー五輪のときは体全身を覆った鮫肌水着が話題となりました。アレは我々にはおなじみのジップのホイールと同じ効果、小さな渦をわざと作ることで流体の剥離を抑え大きな渦を作らないことによって抵抗を減らそうというものでした。

今年騒がれているイギリスのスピード社のレーザーレーサー。これは抵抗低減の考えをさらに発展させ、選手の体形やフォームを矯正することで水の流れをよくしています。アレをきるとどんなダイナマイトでもAカップになってしまいます。具体的には体の凹凸を少なくし、浮力を持たせ、特に脚が沈まないようになっているそうです。現在これを着た選手たちは軒並み記録を塗り替えています。しかしこの水着に合わせたからだ、つまり浮力のための脂肪が要らなくなりますし、フォームを維持する筋力も出力に使えるわけですから、北京の先も数年間は記録更新が続くんではないでしょうか。(ルールしだいかな〜)

さて水泳では完全に惨敗した日本ですが自転車競技における日本の活躍は常に日本の技術革新と共にありました。