「歩道走行に関する妥協案」

「年齢制限」と「歩道走行権の購入制」は結構関係があります。
どちらも歩道走行を許可する方法です。
自転車は免許等はありませんから乗ること自体は年齢制限はありません。そこが厄介なんですがつまり幼稚園くらいの子から自転車に乗れさえすれば自転車に乗って良いわけです。しかし小さな子供に今の日本の車道を走れということはほとんどの人は正しいとは思わないでしょう。小さな子供を公道で自転車に乗せないという考え方もありなのかもしれないですが、彼らは車やバイクに乗れない年齢のうちは友達の家へ遊びに行く手段は自転車しかないんです。
そこで年齢制限を設けてその年齢以下なら歩道がある道路では歩道を走らなくてはならない、とするのです。そのためにポイントは「歩道許可」ではなく「歩道強制」なところです。これが「年齢制限」です。制限年齢以下であるとはっきりと外からわかるマークのようなものも必要です。これをはずせば車道のみ走れるようになります。

制限を設けた年齢以上でも車道は恐いと感じる人は多々いるでしょう。そのための妥協案として「歩道走行権の購入制」というのを提案します。つまり歩道を走りたい人は金払えということです。このお金も昨日挙げた「自転車税」と言えるでしょうか。これはまずくるまで言う車検みたいなのを設けて、性能や車種、装備等の歩道走行についての許可を得た自転車と所有者は歩道走行権を購入します。そしてそこには外部からはっきりとわかるような自転車に取り付けるマークがあり、それをつけると歩道があるところでは歩道を走らなくてはならない、とするわけです。ここでもポイントは「歩道強制」です。もちろんここで集めたお金も道路改修が主目的です。
すると考え方はふたとおり出てくるでしょう。「金払うぐらいなら車道だけを走る」と「お金を払ってでも歩道だけ走る」と。前者が増えるのは容易に想像できます。そして後者はたとえば幼児を載せた母親だったり、高齢者だったり、「どうしても歩道を走らなくてはならない=危険な走行は出来ない」、ひとが歩道走行の中心となるでしょう。そう言う人は少し安くしても良いかもしれません。また歩道を走るとはいえ車道改修のためにお金を出すわけですからいやでも自転車車道走行化に協力できるわけです。

どちらもポイントに挙げた「歩道強制」「車道強制」は以前もっとも危険なところとして挙げた「車道と歩道の境界」をいききする自転車をなくすのが目的です。

いかがでしょうか。