「回転数」

次は回転数の話をしましょう。これについては以前にも「ランス」や「スプリント」の回でヒントっぽいことは書いています。
回転数は結局重いギヤを踏むのがいいのか?軽いギヤで回転数を増やすのがいいのか?と二通りで議論されることがほとんどです。
しかしながら普通に考えれば当然なのですが速くなるということは「重いギヤを速く回せるようになる」と言うことに他なりません。回転数の多い少ないは後決めするもので筋肉の成長度合いとか神経の能力とかもちろん循環器系の能力とかによって相対的に決まるものであることをわかっていただきたいです。つまりウルリヒが活躍したから重いギヤとかランスが活躍したから軽いギヤとかというのではなくこれらの選手も自分の能力を最大限いかせる回転数がああだっただけであり、それが必ずしも私たちにあてはまるものではないと言うことでもあります。