「タイムトライアルのフォーム」

今日はTTのフォームです。
今回自分の写真が取れないので友人のロジャースさんの写真(どこのロジャースさんでしょうね?。)(この雨で外に出れないので)
まずは可能な限り体を前傾させます。もちろん前面投影面積を減らすためです。ちなみによく雑誌で前面投影面積って出てきますが言ってみれば真正面から写真を撮ったとき体と自転車の写っている面積のことだと思ってください。さらにより体を地面と平行に近づけることで空気の流れが適正化します。
このサイトの2月19日からの抜粋です。(ズボラしてすいません。)

「とある文献によればバーの上を持った状態とドロップの下を持った状態ではエネルギーでは50W、割合は20%近くの違いになるそうです。ここから計算するとドロップ下をもって40キロで走っていた人が同じエネルギーでバー上を持つと約6キロ遅くなってしまいます。」

さらにDHバーを使います。これは先端が角のように突き出ているハンドルなんですが先っちょを握り肘あてに肘(というか腕?)を乗せます。こうすると…(また抜粋)「ちなみにこの状態からさらに腕を真ん中に寄せるDHバーを使用するとさらに3%の抵抗を減らすことができます。」
またもう一つきつい前傾をとった姿勢ではより腕に体重が乗りドロップハンドルをずっと握って支えていると疲れます。そのため肘を乗せ体重を預けることで楽にフォームを維持しようという狙いもあります。

そしてもう一つ特徴的なのが非常に前乗りになるということ。まぁこれは選手によっていろいろあるのですがTTが得意な選手は軒並みキャパシティいっぱいまでサドルを前に出し、さらにその先端に座ります。ほぼBBの真上に脚の回転軸が来るといった感じです。理由として、きつい前傾をとったために上体と足の角度の維持が必要となります。(当サイト2月19日以降参照)これを維持するためにより前乗りになります。普通のバイクでこれだけのフォームを維持するのは大変ですがDHバーに体を預けることができるので可能なフォームです。さらに多くの平地系タイムトライアルはあまりテクニカルなコースレイアウトは使われません。つまりコーナーでの安定性やブレーキングなどの能力は二の次でとにかく空気抵抗低減とペダリングを優先するので後ろ過重にするメリットが低いのです。

ロジャースさんの世界一のフォーム。美しいと思いませんか?


写真はCYCLINGTIME.comより抜粋。