「日本のステージレース」

最近は日本でもかなり自転車がはやってきました。そして自転車のイメージも変わってきたと思います。そこで日本においての自転車レースというものを考えます。それもプロ選手以外にも参加できるレースです。
日本で特別な資格なしで参加できるステージレースは3DAY熊野(市民も含む)と2DAYSroad木曽村だけです。(もちろん安全のためや競技をせいりつさせるためある程度の実力制限は設けてあります。)どちらも三日間と二日間で一応私の出たBR2のレースは実業団のJ2みたいなものですが、やはりヨーロッパと比べると見劣りします。それでもプロではない普通の社会人や学生が仕事や学校を休んで参加するにはこの日数が限界でしょう。で、じゃやっぱり日本でステージレースは向かないと言いたいわけではありません。イタリアにだって市民クラスで三週間のレースがあるわけではありません。
言いたいことはそんな難しい環境の中で多分たくさんのボランティアや役員の人も本業休んできてくださっていたり市役所なんかの人もたくさん手伝いに来てくれていたと思います。他のレースではほとんど走れないような市街地の中での交通規制や単純な周回コースではなくほとんど一本道コースなど、はっきり言って今の日本の交通事情から言ったらかなり大変なことでさらにそれが雨の中三日間だったわけです。それぞれ会場となった地域の人は自転車のレースのこともよく知っているようで応援するタイミングや観戦ポイントなんかもわかっている感じでした。自転車をしててこんなに見ず知らずの人に応援したもらったのは初めてです。
日本でステージレースをするのは大変なことです。しかしそれをあえて行ってくれる3DAY熊野。日本のロードレースの未来はこんな感じなんだとイイですね。