「よく言う様子見アタック。でも…」

今回のリッツ。友人からはC1に出ろといわれていたんですが、やはり前回あと一歩で表彰台を逃しているのでもう一度挑戦したいとC2にエントリーしました。ですから前回と同じくわりと余裕を持って走ることのできる状態だったことが前提です。
結果は5位だったんですけど完全に脚で負けました。やっぱ最後は脚です。でも少なくとも練習で同じくらいかたいてい負けている人よりも前でゴールできています。
本題にいきましょう。まずレースを一緒に走った方または観戦してくださっていたかなら「???」はっきり入って12週回るうちの2周目と4周目でアタックをした私を不思議に思った方結構いたんじゃないかと思います。少し前に戻って私の戦略は純粋にスプリント勝負に持ち込んでしまうと前回と同じような結果になってしまうということで、優勝するためにラスト1週の途中でアタックして逃げ切る作戦を立てていました。(集団のペースが速すぎて実行できませんでしたが)
試走で大体この辺が決まるんじゃないかと言う検討は立てていましたがやはりレーススピードとは違います。理由の一つははアタックの決まりやすいポイントを確認するためです。直線の距離や次のコーナーでの進入速度、ベストなラインで立ち上がったときのペダルの回し始められる位置など…。これらで逃げやすさ追いやすさを図っていたのです。
つぎに実際ゴールラインまでのペース配分やスタミナのもちなども確認しました。リッツ前週のバンクのレースで1キロを計ったとき800メートルを過ぎるとたれてしまうことを確認していました。もちろんロードレースはコーナーなどいくつかありますから実際にどのくらいもつかを確認したのです。
もう一つ他の選手の出方を伺うためです。自分がアタックしたことでついてくる選手が居ればその選手はある程度長距離を逃げたいという意識があるということです。マークの対象になります。どんなペースで追ってくるかで脚も測れます。事実2回目のアタックに反応し(私を抜いていった…)選手の一人は2位に入っています。(しかも中学生。チクショー。)
最後はあわよくば少人数の逃げ集団を作って逃げ切ろうということです。やはりこの展開が一番勝率が高いですから。しかしこれはあまり本気ではありませんでした。
もちろんマジで逃げようとするアタックではありませんから目的が済めばすぐにやめます。無駄に粘って疲れていては意味がありません。序盤のほうでおこなっておくことで残りを休むことができます。
意外と奥が深いでしょ?   これ考えるのもロードレースの魅力です。