「リッツでの戦略2」

まず最初に動いたのは3週目。このときのレースは3週ごとにポイント賞がついていました。ポイント周回のバックストレートでのアタックした選手に反応しました。といってもポイント賞は特に狙っていませんでした。この時行ったのは自分の足がどの程度回るかの確認と他選手がどの程度追って来るか、もしくは逃げたがっている選手が居るかどうかの確認です。
最初にアタックした選手は私が前に出るとつき位置になってしまった上、集団もそれなりに追走してきたのですぐにわたしもやめました。前半でのほぼ単独での逃げは成功率も低いですし、集団も追ってきていたので大事なことは「だめだと思ったらきっぱり辞める」ことです。
集団に戻って昨日書いたポジションを基本的に維持します。先にも書きましたがこのレースはポイント賞がつきますから必ずポイント周回で飛び出していく選手がいます。気をつけなくてはいけないのが飛び出した後そのまま逃がしてはいけないことです。またポイントを取りに行った選手を吸収した直後のカウンターも要注意です。
しかしレースは最後までほとんど動かず終盤に来ました。とはいっても最初私がアタックした時点で単独や少人数で追ってきたりはしなかったので、逃げを狙っている選手はほとんどいないだろうとは予測していました。
最後のポイント周回を終えラスト3周となったところでゴールスプリントに向けたポジション取りに移行します。ここからはそれまでのバンクでのシュミレーションが役に立ちました。意識したのは最後まで脚を残すことよりもとにかく足を使ってでもいい位置に入ることです。2週半かけて少しずつポジションをあげていきます。以外にもペースはほとんど上がりません。皆ゴールスプリントを意識しているようです。(ここでアタックすれば逃げ切れたかもしれませんね)最終周回の半分のバックストレートでうまく5番手くらいにつくことができました。ホームストレートの距離や手前のカーブなど考えるとこのあたりがベストだと思っていたのでかなり理想的な場所に入れました。そのまま一列で進むもののかなり牽制が入りペースはほとんど上がらずゴールスプリントへ。
結局ほぼ完璧に展開できたにもかかわらず脚が及ばなかったことで中途半端な4位でした。

思い出すといまだに悔しいですね。
春リッツにも出る予定なのでシルベストのひげには皆さん気おつけたほうがイイ?