日本が世界トップクラスになるために2

英国や豪州のように何かしら世界一なってから転向するのは有効な手段です。

日本の自転車界にもこのような例はあります。橋本聖子さんや大菅さんはスピードスケートの世界トップの実力をもって、自転車トラックでも活躍しました。オリンピックで銀メダルを獲得し、昨年スピードスケートから転向した田畑選手はすでに女子トラックの日本代表を射止めています。女子ロードを長年牽引し、ヨーロッパで活躍した沖さんもスケート出身ですがロードへの転向は唯一と言っていいでしょう。

エアロバイクでの最大出力計測では、競輪トップ選手よりスケート選手が高い出力をだし、世界選手権メダリストに匹敵するものだそうです。清水さんが自転車トラックで活躍していればはアワンを凌駕するものだったでしょう。しかし武田豊木樹選手はスピードスケートから競輪に転向しS級S班として活躍していますがワールドカップ等国際大会には参加していません。男子はスケートから転向するのは競輪であり世界で活躍する方向になりにくい傾向があります。

スケートからロードへの転向を難しくしている点があります。まずスケートから自転車(中短)、自転車(短中)からロード、と二段階となる点です。


今日はここまで。