「常に成長し続けたチームだった」

各レースの3位までの選手は次のレースから昇格しなければならない。これは他のチームを大いに悩ませたことでしょう。そう、ポイントゲッターとなるべき強い選手は表彰台に立てばレースに参加できなくなってしまうのです。しかし当然ですが上位に入れば入るだけ高得点。
あるエピソードを紹介しましょう。実は秋舞洲のBR3では11人参加したにもかかわらずJグランプリに反映された点数は5点でした。つまり全員が予選落ちしたあげくに上位5人までなので5点というわけです。しかし終盤白浜連戦。ここでBR3は二日とも2位と6位に入りました。
もう一つ表彰台により途中昇格した選手はBR3→BR2が4人、BR2→BR1へも3人います。まずBR3→BR2へ。シルベストはとにかく初心者なんです。とくにBR2,3はほとんどが06や07年登録なんです。BR3→BR2に昇格したうち二人は07年登録でほぼ初めてレースに出たような選手です。そのうち一人はランキングでBR1まで上がってしまいました。BR2→BR1への昇格は皆後半戦でした。たんまり点数を稼いだ上で最後に一花飾ってから昇格して行きました。そのなかでも松けんさんはただでさえ配点の高いBR3ツールド熊野とBR2経済産業大臣旗ロードでがっつりかせいでから昇格してくれました。わたしも得意の「入賞」を積み重ねた上での昇格でした。
だれかが昇格して抜けてしまってもすぐに別の選手がその穴を生め活躍する。けして強い選手がたくさんいたわけではなくシーズン通してみんなが成長し続けたことが大きな成果につながったのだと思います。

昨年春、ビギ練とだいして行った練習会。ここで初めてシルベストの練習会に参加された方たちは今、今年活躍間違いなしといえるほど強くなってます。