「試乗のしかた」

25日以前のをちょこちょこ更新してますよ

サイクルモードはなんといってもたくさんのバイクが試乗できることが魅力です。しかしながら実際にバイク特にフレームについて評価するにはちょっと難しいところがあります。もちろん車種の違いなどは明らかにわかります。またバイクによって性能の違いも感じることができると思います。
しかし問題はその性能がどこから来ているのか?上位グレードと下位グレードの場合多くはそれ相応のホイールがついています。試乗は限られた敷地の中たくさんの人数で走らざるを得ないことから低速域でしか試せません。するとおのずと際立ってくるのが踏み出しの軽さ低速域での加速性能などになってきます。しかしこれらの性能はホイールの性能のほうが際立ってしまうことが多々あります。また自分にとってサイズが大きければ鈍く感じますし、小さければ硬く感じることが多いです。剛性感でいえばハンドルやステム、クランクの影響なども無視できません。
さらに当然のことですがフラットペダルにスニーカーではビンディングカーボンソールの感覚とは明らかに違います。バイクウェアを着ない方のほうが多いですよね。
試乗車で試して見たいのはフレームだけではないはず。ホイールやコンポ例えばカンパレコードやスラムレッドなどに触れる機会はあまりないはず。ただ試乗車はたくさんの方が乗られます。するとたとえば変速のワイヤーが伸びてきたり、どこかのねじが緩んでしまっていたり、どこかにぶつけたことに気づかずエンドが曲がったまま帰ってくることもまれにあります。ホイールがフレちゃってたりしてもその場で対処できかねますよね。出展者はもちろん専門家ですから常に注意しています。しかし変速なんかは毎度調整していてはたくさんの方を待たせてしまいます。
それでもわかる人にはわかりますので、ベテランの方や本気で選びに来ている方はこれらを踏まえて乗ってみてください。初めての方はまずスポーツバイクの加速感に感動してください。そしてこの機会にブレーキや変速操作や基本的な乗り方なんかを覚えていってください。たいていのスタッフはベテランのサイクリストです。「このハンドルはどこを握ればいいの?」恐れず聞いてくださいね。