「またこけました。」

反省してます。自分が悪い。集中力どころか後ろに意識がいって前がおろそかだった。車間があると思ってたら意外と詰まっててディープリムだったこともあって横風で挙動を乱した。かする程度のハスリ方で普段なら難なく対処するものも、おそらく風のせいで瞬く間にこけた。前輪はだめになったがニュートラルがあるのですぐさまチームメイトが代輪を持って走ってきてくれた。ただここで問題が起こってて、ブレーキレバーがブラケットから外れてしまっていた。一瞬折れたのかと思ったが、スラムはレバーが折れないようあらかじめ強い衝撃がレバーに加わるとレバーが外れる仕組みになっていることを思い出した。ただそれがなかなかはまらない。はまったときはニュートラルの2週目集団が前を通りすぎた後、さらにレバーに気をとられまたがったときにチェーンがかかっていないことに気づき、直ったときには集団は約半周前にいた。一周1分15秒程度だからタイム差にして35秒程度。結局8週くらい個人TTをしてで捕まったから集団とは一周4秒前後集団より遅かった。
これだけ落車が多いのは走りながらいろいろと考えすぎているからかもしれない。レース展開やマークする選手チームメイトの位置やら、風向き強さ、さまざまなことのタイミング。走ることそのものへの集中力が欠けているのかもしれない。はじめに後ろに意識が言っていたと書いた。確かそのときは自分の乗った逃げが捕まったとき。自分はとにかくカウンターでの逃げを警戒していた。意識は完全に後ろの集団であったし、何度か振り返りもしていた。
自分より地脚で勝る選手、TTをさせれば絶対勝てない相手に対して、戦術によって前でゴールする。せこいとか思われるかもしれないが一度に100人前後も出走することのあるロードレース自分が一番強いことなんてまずない。だからこう考えないと勝負なんてできない。ただ自分はそれが過剰なんだろうな。

本の中でサミュエル・サンチェスはレースで大事なのは「頭脳」と言っていた。そうだと思うから考え抜いて走ることは変わらない。ただ必要なのは項目のひとつである、こけないことの割合を増やすことだと思う。
(ただ千切れたり、落車したのちの全力でがむしゃらに走っているときはきもちいいんだけどな)